新しい取り組み ― ドイツ・ベトナムとの海外交流
ドイツのラック製造メーカーとの海外交流やベトナム留学生の受け入れなど、日本ラックは新しい試みにも積極的に参加し、ものづくりの考え方を広げることに努めています。
製造部からのメッセージ
私の仕事は、ひとことで言えば主に「試作品を作る」ことです。どのような形状のラックを作ればメッキなどの加工が思い通りにできるのかを今までの経験とノウハウをもとにして探っていくのですが、なかなか理想の結果に到達するのは難しいものです。メッキはミクロン単位の薄膜ですが、その厚みの均一化や角部分が厚く皮膜されてしまう現象をどう回避するかなども経験とノウハウが必要です。いろいろな問題を予測し、工夫を盛り込んで、思い通りの結果が得られたときは嬉しいものです。その結果はお客様にとっても品質に直結しますからストレートに喜んで頂けます。自分の最大限の努力を製品に注いでお客様に喜んで頂く、それが日本ラックでの私の仕事の醍醐味だと思います。
営業部からのメッセージ
営業の仕事のいちばん大切な点はお客様の意思をどれだけ汲み取ることができるかにあります。お客様には図面をお持ちの方もいらっしゃれば、希望される結果のみを伝える方もいらっしゃいます。どちらのお客様の場合でも、大切な出発点は、お客様の言葉や図面からお客様の目的や理想を理解するところから始まります。私は、現場を直接見たりお客様の声を直接聞いたりしますが、それをどう製造部に伝えるかも重要です。人を介しているうちにだんだん目的がズレてきたり、情熱が薄まってきてはいけません。お客様の目的を理解し、そこに営業である私の経験を加えて製造部に伝達します。そして製造部では製造部独自の考え方やノウハウを加えてさらに良いものを作っていく、いわば「人を介するごとに思考がプラスされていく」営業を心がけるようにしています。